ゲーム情報:三國志13
三國志13
総合評価:
●プロモーションムービー
●商品の背景
三國志13はコーエーテクモゲームスの代表作である三國志シリーズの最新作です。2016年1月28日に発売されました。ゲームジャンルは歴史SLGです。このゲームは三國志シリーズ30周年記念作品となっており、人と人との絆、人間ドラマといったものの再現に力を入れています。前々作で廃止された全武将プレイシステムの復活、赤壁の戦いのような海戦の追加、三國志シリーズ最大の武将数、都市数といったものが作品の売りになっています。
●ゲームの特徴
このゲームの特徴は、武将同士の人間関係の濃さにあります。同じコーエーテクモゲームスの歴史ゲームでも、信長の野望は勢力や国に重きを置いていますが、この三國志13はそれとは逆に武将個人のつながりを軸にしています。なので他の武将とコネを作って配偶者や義兄弟、友人などを増やすと色々な形でそれらの人々が協力してくれるのでゲームプレイが有利になります。もちろん、極力誰とも関わらずに国力を増強し、その後数の暴力で敵を踏み潰すパワープレイも可能になっています(パワープレイをする場合君主プレイでないと厳しいです)
●ゲームシステム
三國志13では前々作の三國志11で廃止された全武将プレイシステムが復活しています。なので三國志の代表的なプレイである君主プレイ以外にも、一般武将や都督武将(幹部クラスの武将です)などでプレイが可能です。当然偉くなれば偉くなるほど自由にプレイする事が出来ますが、あえて一般武将を選んで不自由なプレイを楽しむことも可能です。また、マップ全体が1枚のシームレスマップになっていますので、いちいち画面を切り替えなくても、都市の内部を見る事が出来ます。
●世界観
三國志13は後漢末期から三国鼎立あたりまでの中国を舞台にしています。なので世界観は当時の世界観に準拠しています。ファンタジー三国志である三国無双とは違い、わりと真面目な世界観になっています。このゲームは人と人との絆をテーマとしているゲームなので配偶者とか義兄弟とか色々な人間関係をゲーム内で作る事が出来ます。世界観のもとが国ではなく人であるところが、同じ系列のゲームである信長の野望シリーズとの大きな違いだと言えます。
●あらすじ
時は後漢末期、腐敗し弱体化した漢王朝に対して大きな民衆反乱、いわゆる黄巾の乱が起こりました。それを鎮圧するために漢王朝は鎮圧のための軍を派遣、そして各地で義勇軍を募りはじめました。その義勇軍募集の立て札を見た1人の男が、義兄弟である2人の男と共に黄巾賊打倒の為に立ち上がります。そして黄巾の乱は彼ら三兄弟や漢王朝の派遣した軍の活躍によって鎮圧されましたが、まだ戦乱の世は終わる兆しを見せません。果たしてこれから先、この国はどうなっていくのでしょうか。