ゲーム情報:メトロ リダックス
メトロ リダックス
総合評価:
●プロモーションムービー
●商品の背景
メトロ リダックスはウクライナのゲームスタジオである4AGamesが開発したゲームで、2014年10月30日に発売されました。このゲームは以前発売されたメトロ2033、メトロラストライトの2本をひとつにまとめた上で、配信済のDLCを追加し、さらにグラフィック面を強化したメトロシリーズの集大成ともいえる作品です。ゲームジャンルはサバイバルホラーFPSになります。ちなみにこのメトロシリーズは小説版の原作があり、メトロリダックスもその原作をもとに作られています。
●ゲームの特徴
このゲームの特徴として挙げられるのは、その独特の作りこみと暗さです。メトロリダックスは西洋のFPSに慣れた人がとまどってしまうような、そんな作りこみ方がされています。コール・オブ・デューティのようなスタイリッシュさこそありませんが、のめりこむ様な物語と、ホラー的な怖さ、終末的な暗さ、そして美しいグラフィックが一体になっています。この独特の作風は同じウクライナの開発スタジオが作ったS.T.A.L.K.E.R.シリーズに似ています。この手のゲームは、アメリカやイギリスのゲームスタジオには作れないでしょう。
●ゲームシステム
メトロリダックスには弾薬を通貨として使うという独自のシステムがあります。普通はお金で弾薬を買うのですが、このゲームでは両者が一体なので、文字通り弾丸こそが主人公の命そのものとなります。弾丸がなければ本当に何も出来なくなります。また、体力ゲージや弾薬の数などがゲーム画面に出てこないことも特徴です。その手の情報が表示されていないので、スリリングな戦いを経験する事が出来ます。地上に出るときは(汚染されているので)ガスマスクとフィルターが必須なところもメトロシリーズ独自の特徴になります。
●世界観
メトロリダックスの世界観は、暗さと恐ろしさに覆われています。核戦争後の荒廃した世界を舞台にしたゲームはフォールアウトが有名ですが、このメトロリダックスの世界は明るいフォールアウトと違って非常に暗いです。地上はわけのわからないクリーチャーに征服され、人類の居場所はありません。では人類はどこにいるのかと言うと、地下鉄を住処にしてひっそりとくらしています。もはや人類は地上の支配者ではないのです。そんな状況でも人類は大同団結して脅威に立ち向かうことが出来ず、思想や立場の違いから相争っています。
●あらすじ
西暦2033年、全面核戦争の結果地上はもはや人の住める環境ではなくなってしまいましたが、それでも人類は、ひっそりと地下鉄の駅や通路で細々と生き延びていました。ある時、その地下鉄の駅のひとつに住むアルチョムという男が、クリーチャーに襲撃され、苦境に陥った故郷を救うために旅に出ます。彼の目的地はポリスという名の都市ですが、果たして彼はクリーチャーの襲撃を初めとした数々の困難をくぐりぬけ、無事にポリスまでたどり着くことが出来るのでしょうか。