ジャズのヴォーカルのひとつの手法である「スキャット」は、ドゥビドゥビとかシャバダヴァといった意味のないフレーズを、曲に合わせて即興で歌うことをいいます。高度なリズム感と音感、曲への解釈の深さを要求される、超難易度の高い手法です。
名手と言えるほどのヴォーカリストの速さは、早口言葉が巧い人でも簡単には真似出来ないすごさがあります。でも、聞いている方は楽しいし、サックスのソロのように延々と紡がれるフレーズは小気味好く、かっこいいなあ、というのと同時に「自分も頑張ろう」と思わせてくれちゃうポジティブさがあります。そんなスキャットの名曲を3つ集めてみました。