Home Contents おしゃれなBGM。高速で駆け足のような歌唱法、女性ジャズ・ヴォーカリストのスキャットを聞きながら、軽快に効率よく働こう!

おしゃれなBGM。高速で駆け足のような歌唱法、女性ジャズ・ヴォーカリストのスキャットを聞きながら、軽快に効率よく働こう!

by админ
 ジャズのヴォーカルのひとつの手法である「スキャット」は、ドゥビドゥビとかシャバダヴァといった意味のないフレーズを、曲に合わせて即興で歌うことをいいます。高度なリズム感と音感、曲への解釈の深さを要求される、超難易度の高い手法です。

 名手と言えるほどのヴォーカリストの速さは、早口言葉が巧い人でも簡単には真似出来ないすごさがあります。でも、聞いている方は楽しいし、サックスのソロのように延々と紡がれるフレーズは小気味好く、かっこいいなあ、というのと同時に「自分も頑張ろう」と思わせてくれちゃうポジティブさがあります。そんなスキャットの名曲を3つ集めてみました。
Autumn Leaves" Sarah Vaughan
 もともとはジャズでよく演奏されるイヴ・モンタンの「枯葉」という曲なのですが、この曲を知っている人が初めてこれを聞いた時は多くの人が度肝を抜かれました。全編に渡るスキャットはデタラメのように聴こえて、実はちゃんとオリジナルのコード進行とちゃんと寄り添った表現なんです。サラ・ヴォーンは女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家のひとり。とにかく巧いし、曲への解釈や洞察力も素晴らしい。トランぺッターに影響を受けたというその歌唱法には驚くばかりだが、しっとりしたバラードもため息が出るほど素晴らしいので是非聴いて戴きたい。
"How High The Moon" Ella Fitzgerald
 これは超有名な曲なので、最初の歌い出しで、「ああ、知ってる」と思うかたも多いかと思います。曲が進むとアップテンポになり、スキャットが始まりますが、その早口さと音程の安定さ、誰が聞いても嫌みのない歌声には、誰もが元気になる軽快さがあります。幾多のグラミー賞を獲得したヴォーカリストの、実力がたっぷりと味わえる1曲です。エラ・フィッツジェラルドも、先述のサラ・ヴォーン同様、女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家と言われるひとりで、ポップ・スターに近いほどに大衆の人気をも獲得したジャズ・シンガーです。もしかしたら、ジャズのなかでもっとも聞きやすいシンガーかもしれません。ちなみに、もうひとりの御三家は、ビリー・ホリディとカーメン・マクレエ、2つの説があります。
"Them There Eyes" Anita O'Day
 最後にとにかく速い、という一曲を。ジャズは超特急な演奏も多いのですが、歌もすごいし他の演奏者も速い、しかも崩れない。超有名ピアニスト、オスカー・ピーターソンのトリオにドラムを加えた、超超一流の演奏をバックに、歌も負けじと技巧を繰り広げる名演奏。アニタ・オディは幼少期の扁桃摘出手術の影響でビブラートができなくなってしまったため、彼女の断続的な音や高速でスキャットできる独自の歌唱法を生み出したとのこと。その努力をおもうと、自分も簡単にくじけちゃいけないなあ、って思ってしまいますよね。スキャットだけではなく、スローな歌も個性的で味があり、ハスキー・ヴォイスが冴え渡ります。

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