Home Contents 瑞々しい感性が魅力的。細田守監督の傑作アニメ映画を一気にご紹介!

瑞々しい感性が魅力的。細田守監督の傑作アニメ映画を一気にご紹介!

by админ
 細田守監督の映画は、どれも大変魅力的で、老若男女が楽しめるエンターテイメント映画です。青春、恋愛、ファンタジーものから、親子愛や人間同士の絆が幅広く描かれています。テーマが奥深く、考えさせられるものがあり、感動的なシーンが数多くあります。それと同時に、ユーモラスなキャラクターたちが魅力的で、楽しんでみることもできます。今公開中のバケモノの子を始め、過去に上映された映画3本を紹介したいと思います。

時をかける少女「変わらないもの」〜セリフ入り〜
 劇中歌である奥 華子 の「変わらないもの」の、切なくも美しい歌声が映画にマッチしていて、見ていてとても清々しい映画です。原作のストーリーとは異なっているものの、主人公がタイムリープする共通のテーマがあります。青春の瑞々しさが伝わってきて、胸がキュンとしてきます。最初はただの青春映画で、どたばたしているものの、タイムリープをした結果に、失ってしまうものや、取り返せないものが浮き彫りになっていく様子が、なんとも言えません。本来時間というものは取り戻せませんが、主人公自身、時間を巻き戻しても、後悔することのほうが大きい結果になっています。それを見ていると、つくづく、今生きている時間というものが大切だと実感します。そうした中で、主人公は涙を流しながらも、自分の気持ちに向き合って、立ち向かって成長していく姿が感動的です。また主人公と重大人物となるチアキとの終盤でのやりとりが、おもしろくもあり、切なくもあります。別れ際に交わされる会話に、これまで過ごしてきた二人の思いが詰め込まれていて、見終えた後も、彼らがこの後どうなったのか、気になって後まで気持ちのよい余韻が残る作品です。
細田守監督『おおかみこどもの雨と雪』
 序盤の映像美がとても美しく、早くも引き込まれます。おおかみおとこと恋に落ちて、子どもを育てていくというファンタジーでありながらも、主人公に待ち受けるものはかなりリアルです。子どもが生まれてすぐに父親が亡くなってしまうという、悲劇にあいながらも、主人公のハナは懸命に二人の子どもを育てていきます。子育ては普通でも大変なのに、おおかみこども二人を育てるハナの大変さがよく伝わり、彼女でなければ、この苦難を乗り越えられなかったと思えるほどです。けれども、彼女に悲壮感が見られません。いつでも笑顔を浮かべて、懸命に生きている姿が、とても勇気づけられます。親子三人の絆が深まっていく様子はまるで、アルバムを見ているかのようです。やがて、親子三人だった生活が、人との関わりが生まれて、互いに助け合っていく様子に、人との絆がいかに大切かがわかります。その中で、成長していく子どもたちの生き生きとした様子や、人間と狼のはざまでいかに生きていくかという葛藤の中で、力強く生きる姿がとても、印象深く残ります。
サマーウォーズ スペシャル予告編
 ネット社会で巻き起こる危機的な状況を前に、古くから続く名家の大家族が立ち向かう、とてもおもしろい作品です。ネット世界のサイバーな雰囲気と、現実世界での舞台が、緑の多い田舎の風景といった、ちぐはぐ感がありながらも、魅惑的な世界観です。主人公は優柔不断でありながらも、天才的な数学の才能があり、カッコ悪そうでいて、最後の肝心の時には男を見せる、かっこよさがあります。そこがとっても魅力的です。また、そこにでてくる大おばあちゃんの生き様や言葉がとてもかっこよく、時代が変わって、機械に頼るようになってしまっても、人のもつ絆や言葉にはそれにも勝る大きな力があるのだと実感します。また、映画を見る前に花札のルールを知っているとより楽しめます。古くからある美徳というものや、人との助け合いがいかに大切かがわかる映画です。

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