【宇多丸 映画批評】ALWAYS 三丁目の夕日’64

 昭和の高度経済成長期まっただ中である首都東京。その東京を舞台にめまぐるしく変わっていく町、そこに住む人々の生き様を映した山崎貴監督による『ALWAYS』シリーズの三作目「 ALWAYS 三丁目の夕日’64」(2012年)。今作で初めて3D版も上映された。

 時は東京オリンピック開催を前に沸き立つ1964年。世界的大イベント開催に向けて三丁目の住人達が住む東京もビルや道路などの建設が進んでいた。そんな中でもいつもと変わらず暮らしている夕日町三丁目の住民。しかし、ヒロミと結婚し淳之介とともに幸せに暮らしているはずの冴えない作家茶川は連載がうまくいかず、鈴木オートの面々は一人息子の一平の思春期に頭をかかえ、それぞれに悩むことも多々ある様子。そんな中、茶川は昔勘当された父の危篤の知らせを受け取るのだが・・・。

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