今から始めるPSO2、ソードのすゝめ
ゲーム史において昔から近接武器の王道として親しまれている『剣』、PSO2でも最初期から『ソード』として実装されています。
かつては「遅くて弱い」という残念な性能でしたが、度重なる上方修正によって、今となっては「最も扱いやすく安定感のある近接武器」の地位を確立しました。
今回はそんな『ソード』に焦点を当てて、オススメのPAや戦い方などを紹介していこうと思います。
まずは初心者アークスに向けて、ソードという武器の特徴について触れておきましょう。ゲーム開始時にハンターを選ぶと元から装備しているのがこの武器種。
ソードの特徴
初期装備武器ということで一部を除いてクセの強い攻撃技も無く、対地・対空・範囲と全体的に使い勝手が良好なPAでまとまっています。
また、ハンターのスキル『ソードギア』によってPAの能力が大きく変わるのが特徴です。
この『ギア』は攻撃を当てることで増加し、時間経過で減少していくゲージのようなシステムです。
ギアが溜まっているとPAの威力や速度、攻撃範囲が上昇するなどといった恩恵が得られます。
なので、戦闘中は攻撃の手を休めず、常にギアを維持するといった戦い方が基本となります。
近接武器の代表だけあって多くのPAが平均よりも高い威力を誇ります。
攻撃にも対処しやすくなったが・・・
また、ほとんどのPAがモーションを自由にガードでキャンセルできるので、エネミーが不意に攻撃してきても対処しやすいのが特徴です。
しかしながら、初期よりも高速化したとはいえ動作は全武器種の中でもかなり鈍重であるので、エネミーの行動が素早い高難易度ほど立ち回りに注意が必要になってきます。
総じて「素直で扱いやすい初心者向けでありながら、上級者はより極めていく事が出来る武器」といえるでしょう。
PSO2 ソードの鉄板PA
先述したとおりソードのPAは非常によくまとまっているため、使える・使えないの線引きが難しいです。
ですので今回は、筆者の経験上これは外せないというPAを紹介していきます。
ライドスラッシャー
2段階のチャージが可能な、剣に乗ってサーフィンするPA。中距離の移動と攻撃を両立できる良PAです。
特筆すべきは、ソードを使うにあたって基本となる『ソードギア』を高速で溜められる点。
『ソードギア』は端的に言うと、効果は高いものの溜めづらく減りやすいという管理の面倒なゲージシステム。
しかしこのライドスラッシャーならば数発当てるだけでギアが最大まで溜まるので、エネミーの群れに飛び込んでいくときなどに非常に有用です。
チャージの有無にかかわらず、空中で使用すると予備動作の隙が無くなり使いやすくなります。なおこのPAの場合、
・ギアが0の状態だと最大チャージまで約3秒
・ギアがMAXだと最大チャージまで0.5秒
このようにソードのPAはギアの有無で大きく攻撃能力が変わってきます。
・ノンチャージのPAを当てる→
・ギアが溜まる→
・高速チャージしたPAを当てる→
・ギアが溜まる・・・
を繰り返すのがソードの基本スタイルです。
サクリファイスバイト
相手にソードを突き刺してエネルギーを吸収するという、どこかの神喰いゲーのようなPAです。
吸収が成功すると一定時間ソードが青白く輝き、自身の打撃ダメージが120%にアップします。
このPAそのもののダメージは控えめなものの、この「打撃ダメージ1.2倍」という効果は非常に大きく、なんとフューリースタンスLv10と同量です。
これを常に維持することがソード使いの課題の一つともいえます。また吸収モーションには3段階あり、徐々にダメージアップの効果時間が伸びていきます。
しかし、1段階目でも40秒と十分な効果時間なので、「サクリファイスバイトが命中したのを確認したらすぐにガードでキャンセルする」と良いでしょう。
わずか1秒足らずで強化が完了します。
ギルティブレイク
ターゲットへ一気に突進し、体当たりの後に横薙ぎの一撃を与えます。チャージは2段階で、突進の移動距離が延びます。
突進中はのけぞり・吹き飛ばしを無効化するいわゆる「スーパーアーマー状態」なので、強引に突撃して殴りかかることができます。
かなりの速度と追尾力を誇り、遠くにいる敵へのコンボの起点に有効なPAといえるでしょう。体当たり直後はステップでキャンセルが効くので、広いマップでの単純な高速移動手段としても有用。
自力でドロップを狙う必要があるものの、PALv11以降になると消費PP20と大きく使い勝手が向上します。
先述したライドスラッシャーと比べ、あちらは速度が遅いものの殆どのものをすり抜けつつ移動する一種の範囲攻撃、こちらは高速で移動するものの障害物で停止する単体攻撃という違いがあります。
イグナイトパリング
出の速い6連撃を繰り出すPA。
攻撃モーション中に任意のタイミングでジャストガードを発生させることができ、かつジャストガードが成功すれば威力が上がるという攻防一体型の技になっています。
PA名の通り、モーション中にガードボタンを押すと相手の攻撃を受け流すようなエフェクトが発生。
若干タイミングはシビアなものの、この間にエネミーの攻撃を受けるとジャストガード扱いとなり、直後の一撃のダメージが通常時の3倍&トドメの2連撃の威力が上昇します。
対単体戦に非常に強く、慣れてくると相手の攻撃をすべてイグナイトパリングでいなしつつ戦えるようになります。
ハンターのスキル『オールガード』を取得していれば、全方向からの攻撃を受け流せるようになるので混戦時でもオススメです。
ギア3かつジャストガード成功時などは、ソードの全PA中でも最高クラスのDPS・DPPを叩き出せる優良PA
慣れが必要なものの、ソードを使っていくのならば是非使いこなせるようになっておきたいところですね。
まとめ
サクリファイスバイトやイグナイトパリングは特にソード運用に欠かせないPAになっていますので、最近実装されたパッドの「3ボタンタイプ」ととても相性が良くなっています。
2ボタンタイプの場合はPAの順序調節に出の遅い通常攻撃を挟まなくてはならず、どうしても欲しい時にとっさにPAが出せないという状況が生まれがちでした。
3ボタンならばそういったストレスが無く3種を自由に選べるので、サクリやパリングに合わせて空いている枠に好みのPAを入れると良いでしょう。
もちろん、今回紹介しなかったPAにも様々な利点があります。
単体相手なら素早く火力を出し切れる「ライジングエッジ」や「ツイスターフォール」。
状況次第ではライドスラッシャーよりも高速でギア確保が可能なソード唯一の飛び道具「ソニックアロウ」。
ソードPA中最大の攻撃範囲と最高火力(ギア最大時)を誇り、スーパーアーマーでのゴリ押しに向く「オーバーエンド」。
繰り返しになりますが、ソードのPAは本当によくまとまっていますので、上記オススメPAをはじめとしていろいろな組み合わせを探ってみて下さい。
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PSO2 ソードのクラススキル、スキルリング
続いては、ソードを使うにあたって有用なクラススキルおよびスキルリングを紹介します。
おすすめスキル
フューリースタンスなどの火力向上系は当然ですので除外して、ここでは主にガード関連について挙げていきましょう。
オールガード
通常では正面からの攻撃しかガードできませんが、このスキルを取得すれば前後左右はもちろん、上下からの判定すらガードが効くようになります。
瞬時のジャストガードを多用するソードの特性上、特にイグナイトパリングのお供ともいえるこのスキルは是非取っておきたいところです。
チャージパリング
PAのチャージ開始時にジャストガード判定を付与してくれるスキルです。ジャストガード扱いの無敵時間が付与される、といったほうがいいかもしれません。
乱戦中にライドスラッシャーやノヴァストライクなどを利用する際は心強いサポートになってくれます。
ジャストガードPPゲイン
ジャストガード成功時にPPが10回復するようになります。オールガード同様イグナイトパリングのお供。
チャージパリングにも効果が適用されるので、ガードを多用するならば有用なスキルの一つです。
ヒーリングガード
上記PPゲインのHP版。ジャストガード成功時にHPが5%回復します。
ハンターはSPの余裕が少ないので取捨選択が必要ですが、覚えておいて損はないスキルです。
ソードギア
ソード使いの必須スキル。攻撃速度や火力が大幅に変わるので、初心者の方は何はなくともまずこれを取得しましょう。
ハンターギアブースト
ソードギアをはじめとしたハンターの各武器ギアを強力にバックアップする必須スキルです。
Lv1でギアの上昇率が2倍、Lv5まで振れば3倍になります。特にソードはギアを高速で溜める必要があるので、最低でも1SPは振っておきましょう。
続いて、EP4より実装されたスキルリングについて。ソードをメインで使っていくうえで有用なものを列挙しておきます。
おすすめスキルリング
L/JGソニックアロウ
左手用スキルリング。ジャストガード時にソニックアロウを撃つようになります。
Lv1の状態では消費PP20と重く、無暗に使っていてはあっという間にPP切れを起こしてしまいますが、Lvが上がるにつれて威力が上がり消費PPが減少していきます。
Lv20になるとPP消費無しでソニックアロウをお見舞いできるようになるので、ジャストガードしつつも攻撃の手を緩めることなくソードギアの維持に貢献してくれます。
不具合修正によってジャストガード時の無敵も確保されるようになったので、ソードを使うなら遠距離攻撃に対してのカウンター手段として有効です。
L/ハンターギアセイブ
左手用スキルリング。こちらはギアの減少量・消費量を軽減してくれます。Lv1でも通常の75%に削減してくれるので初期から有用なリングとなっています。
ワイヤードランスやパルチザンといったギア消費系の武器はもちろんですが、減少速度の速いソードギアにおいてもはっきり効果が実感できます。
Lv20ともなれば減少速度が通常時の半分になるので、一度最大までギアを溜めてしまえば容易にギア3維持が可能です。
R/Cストライク打撃
右手用スキルリング。打撃攻撃のクリティカル率とクリティカル時のダメージを増加させます。ただし低レベル時は効果量が低く、Lv20まで上げてようやくまともに利用できる程度の性能。
パーフェクトキーパー系よりは発動条件を選ばない点で優秀なので、全体的に火力向上を図りたい時に。
R/ブーストスレイヤー
右手用スキルリング。侵食核のついている「ブーストエネミー」に対して、ダメージボーナスと被ダメージ減少の効果があります。
侵食核から飛んでくる弾にもダメージカットが働くので、アドバンスクエストや一部の緊急クエストで大きな活躍が見込めます。
ただしアルティメットクエストやダークファルス戦などのレイドボスに対しては全く効果が無く、挑むクエストによってR/Cストライク打撃と入れ替えるようにするのがベターでしょう。
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PSO2 オススメの鉄板ソード
それでは最後に、現状におけるオススメのソードをいくつか紹介して終わりにしようと思います。
赤のソード
潜在能力のおかげで、最大までクラフトすればXHまで十分活用できる初心者にオススメの武器です。
クラフト自体に少々資金が必要なものの、入門用ソードとしてはうってつけな一品になっています。
エリュシオーヌ
マイショップで入手できる中では最も優秀な武器で、潜在能力「万象の祝福」のおかげで☆13並のダメージを出すことも可能です。
値は張るものの、☆13を十分強化できるようになるまでは、こちらの完成品をマイショップで買った方が火力増加につながることもままあります。
「セイガーソード」
優秀なHP自動回復と恒常的なダメージアップが強力な☆13武器です。
元は東京のボスエネミーのドロップなので、12人でレアエネミートリガーを持ち寄って行う通称「トリガー募集」で割とよく見かけるほか、先日実装された緊急クエスト『解き放たれし鋼鉄の威信』のクリア時ドロップからも出現が報告されています。
現実的に”ドロップを狙って取れる”ソードとしては最高峰と言えるでしょう。
オフステイアカリバー
性能よし、見た目よしの現状最強のソードです。
・・・が、こちらは完成まで非常に長い時間がかかりますので誰にでもオススメとは少々言い難い代物。初心者には遥か彼方の頂ですが、プロアークスの皆さんなら是非目標にしたい一品です。
さて、今回はソードについていろいろと紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。これから始める方、今プレイされている方にとって何かしらの参考になりましたら幸いです。
ソードはやはり近接の華。自分なりにソードを極めて、より良いアークスライフを送っていってほしいと思います。
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