ウォンドは、テクター専用の法撃武器です。主な特徴は
・打撃力と法撃力を持つ
・法撃力はタリス以上、ロッド未満
・テクニックが使用可能
・強力な通常攻撃
・ギア効果による法撃爆発
・回避アクションはミラージュエスケープとステップ
・武器アクションは裏パレットへの切り替え
などがあります。まず大前提として、単純な法撃武器として見ると一部の例外を除けば間違いなく最弱です。
法撃力こそ低くありませんが、タリス、ロッドと比べてテク発動後の硬直が長く、高倍率のスキルも使用出来ないため、単純使用ではこの2種に大きく後れを取ります。
殴りテクター向きの武器
それに対してウォンドは通常攻撃の威力とギア効果の法撃爆発を利用した近接戦と、テクターのスキルによって強化された各種支援テクを用いた「近接攻撃+支援型」のテクター(通称:殴りテクター)に向いた武器です。
そのため、潜在なども法撃武器でありながら打撃系の潜在を持つものが多く実装されています。
通常攻撃は近接3段攻撃ですが、スキル構成によってはメイン火力の一つになります。
ウォンド自体の打撃力が近接武器並みに高く、更にスキルで打撃力が増加、通常攻撃自体の威力も高く設定されているため他の武器のPAにも迫る威力を持ちます。
法撃爆発こそがウォンドの特徴
ウォンドは法撃系の武器としては珍しく、ギアスキルが取得可能です。ギアの効果は通常攻撃ヒット時に追加で「法撃爆発」を発生、通常攻撃とは別に追加のダメージを発生させます。
ギアの蓄積はチャージテクをヒットさせることで蓄積されますが、放置すると自然に減少していきます。
ウォンド専用のスキル「ウォンドラバーズ」を使用時はギアが最大値で固定され、減少することもありません。
この法撃爆発こそがウォンドが持つ最も重要な特徴です。法撃爆発は、法撃力依存の打撃属性の攻撃で、範囲は小さいものの範囲攻撃です。
そのため発生時には周囲に居るほかのエネミーにもヒットします。
この特性を利用し、一箇所に集まったエネミーを攻撃すると攻撃がヒットしたエネミーの数と同じ数の法撃爆発が発生し、範囲に居るほかのエネミーにも多重にヒットします。
結果として、一度の通常攻撃で通常攻撃1発+範囲内に居たエネミーと同数の法撃爆発がヒットするため、高い対集団火力を発揮する事が可能になります。
そのためウォンドで火力を上げるならば、下手にステータスを増やすよりも、一度に巻き込む敵の数を増やす努力をしたほうがよほど効果があるとまで言われます。
回避アクションは通常時はミラージュエスケープですが、ウォンド専用のスキル「ウォンドラバーズ」を使用するとステップに変化します。
基本的には、通常攻撃と法撃爆発を利用した対集団火力と、支援テク、短射程ながら威力の高いナ・ザンやラ・グランツなどを使用していくスタイルになります。
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PSO2 ウォンドのオススメスキル
ウォンドはテクター専用の武器のため基本的にはメインテクターで使用していく形になります。テクターでのテク運用は基本的にタリスに分があるため、ここではウォンドの利点を活かしたオススメスキルを紹介します。
必須スキル
・シフタストライク
・デバンドカット
・デバンドタフネス
これらのスキルを取る過程にあるシフタ(デバンド)アドバンスは上記のスキルの取得に必要なLv5よりも上のLvにする必要はありません。
また、シフタクリティカルはPSO2のスキルの仕様上、有用性は低いため自分がクリティカル特化の装備を使うとき以外は取得するメリットはありません。
シフタストライクは与ダメージ増加、デバンドカットは被ダメージ減少、デバンドタフネスはHP増加の効果があります。これらの効果は強力なため、マルチ内の全てのプレイヤーに対して常時かかるように意識します。
支援テクを使いやすくするスキル
・テリトリーバースト
・テリトリーPPセイブ
・ワイドサポート
・ロングタイムアシスト
・スーパートリートメント
などが重要です。
テリトリーバースト&ワイドサポート
該当するテクの効果範囲を拡大します。
テリトリーPPセイブ
テリトリーバーストの効果が適用されるテクの消費PPが減少します。支援テクの中にはテクカスタムのデメリットで消費PPが増えるものも多いため、そのデメリットを帳消しにすることが出来ます。
ロングタイムアシスト
シフタとデバンドの1ヒットあたりの効果時間は+30秒し、1ヒットあたり45秒のシフタがかかるようになります。
初期習得のエクステンドアシストと併用する事でノンチャージでも90秒、チャージでは上限の180秒間効果が発生するため、開始時のシフタデバンド付与と、クエスト中の維持が非常に楽になります。
スーパートリートメント
状態異常を回復した際に使用者と回復された者の両方のHPを回復し、PP回復速度を大幅に増加します。
PP回復速度増加はPPコンバートのLv6と同等の性能、効果時間を持つため非常に強力です。場合によっては自分から状態異常に当たりに行ったりということも考えられます。
ウォンドに直接関連したオススメスキル
・ウォンドギア
・ウォンドラバーズ
・ウォンドリアクター
などあります。
ウォンドギア
ギアゲージが蓄積されている状態で通常攻撃がヒットすると法撃爆発が発生するようになります。法撃爆発はウォンドの対集団火力の要になるため必須のスキルです。
ギアゲージの蓄積はチャージテクを当てることで蓄積しますが、基本的にはウォンドラバーズの効果で常時最大になるため、意識する事は現状ありません。
ウォンドラバーズの効果
・通常攻撃と法撃爆発の強化
・ウォンドギアを常に最大値に固定
・回避をステップに変更
・ステップアタックを使用可能に変更
などがあります。特にギアゲージを最大値に固定する効果と、ダメージ増加効果が強力なためウォンドを使用する際には必須のスキルです。
回避アクションがステップに変化し、ステップアタックも使用可能になるため、より近接武器に近い操作が可能になります。
ウォンドリアクター
装備中のウォンドの法撃力の40%を打撃力に変換します。あくまでも打撃力に変換するだけなため、実際のダメージ増加量は決して高くはありませんがジワジワと効いてくるスキルです。
リアクターによって増加した攻撃力は、武器攻撃力として扱われます。そのため属性ダメージが増加し、ダメージのブレ幅にも関係してきます。
上記スキルを取得して余ったスキルポイントはエレメントウィークヒットやウィンドマスタリーに回すのが一般的です。
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PSO2 ウォンドのオススメテクニック
ウォンドで使っていきたいテクニックは、
・シフタ(攻撃力強化)
・デバンド(防御力強化)
・アンティ(状態異常回復)
・レスタ(HP回復)
・メギバース(攻撃時にHP回復)
・ザンバース(攻撃時に追撃発生)
・ゾンディール(打撃系構成のみ、吸引効果)
・ナ・ザン
・ラ・グランツ
などがあります。
大半が支援系のテクニックである理由の一つに「ウォンドは単純なテク使用では他の武器に一歩劣る」という点があります。そのため、単純な攻撃テクではなく、ウォンドらしい(もっと言えばテクターらしい)オススメのテクニックを紹介します。
レスタ&アンディ
基本的にはテクターのスキルが乗ったシフタとデバンドを切らさないようにしつつ、HPが減ったらレスタ、状態異常にかかったらアンティという具合に状況に応じたテクを使用します。
メギバース
効果範囲内で攻撃をすると与ダメージの一部をHPとして回復します。
回復量はダメージを与える側に依存し、よほどの低火力でなければHPがほぼフル回復するため、レスタの回復量が少ない打撃系のテクターに有用なテクニックです。
カスタムは「広範囲回復を出しやすい集中カスタム」と「自己回復がし易い効率カスタム」で選ぶのがオススメです。
ザンバース
範囲内に居る攻撃の発生源(=キャラクター)のダメージの20%を追撃として発生させます。効果はマルチプレイヤーが全員が対象になるため、一箇所に全員が集まって攻撃する際などには非常に強力なテクニックです。
一方で適用されるスキルと、どのザンバースが適用されるかの複雑さなどから「マルチ内の誰が展開するか」という点では論争が絶えないテクニックです。
しかし、論争を避けるために使用を控えるのは全くオススメしません。
一番問題なのは「誰もザンバースを展開していない状態」であるため、他のプレイヤーが(たとえ特化構成らしき人が居ても)ザンバースを展開する様子が全くないならば、多少威力に劣っても展開しておくべきです。
逆に、特化構成の人がしっかりと展開しているならば無理にそれを奪おうとせず、他の支援テクを回すなど、臨機応変な対応こそが重要です。
ゾンディール
展開すると、周囲のエネミーを吸引します。吸引効果がウォンドギアの法撃爆発と相性がいいため、打撃系のテクターの場合にはゾンディール→通常というのが一般的な攻撃手順になります。
一方で、吸い込むと問題のあるエネミーも居るため、何も考えずに使用すると不利益になることもあります。
状態異常発生率増加カスタム「深刻」のレシピ2以上では効果範囲が拡大します。吸引目的で使用するならばカスタムはほぼ必須です。
ナ・ザン&ラ・グランツ
ウォンドでも使用しやすい攻撃テクニックです。特に有用なのは集中カスタムのレシピ3です。
いずれも威力が申し分なく、チャージ時間も短くなるためボスダウン時のラッシュに優れます。打撃系の構成ならばザンバースと同時に強化できるナ・ザンがオススメです。
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PSO2 オススメのウォンドはどれ?
現状、ウォンドでのテク使用は殆どメリットが無い(テクターでの複合テク使用時程度)ため、ここでは打撃向けのウォンドを紹介します。
初期レベル~難易度H序盤
このレベルは基本的にわざわざ特定の武器を狙う必要はありません。それよりも最低限必要な基礎スキルをしっかりと取得したり、基本的な動作をしっかりと覚える事を重視すべきレベル帯です。
難易度H中盤
レア武器を使うのが主体になりだします。このレベル帯では性能も高く入手も容易な「クレスディガー-NT」がオススメです。
「コレクトファイル」でも入手可能で、ドロップ数も多いためマイショップでも安価に購入可能です。VH中盤程度まではこの武器をしっかりと強化すれば十分です。
VH終盤
エネミーも強くなりだしますが一方で強力な新世武器が入手し辛い時期です。
プレミア加入済みの場合には一足先に「ディオクレスディガー-NT」などをマイショップで購入してしまうのもオススメです。
それ以外の場合では、「赤のウォンド」を潜在解放し、Lv9以上のクラフトを行ったものが優秀です。
赤のウォンド
潜在解放するためにレアアイテムであるフォトンブースターが必要ですが、潜在Lv1でも高倍率なためLv1止め(ブースター3個使用)で十分です。
フォトンブースター自体はおすすめクエストの報酬や称号報酬、チャレンジマイルとの交換で入手が可能です。潜在解放済みの赤のウォンドは、クラフトレベルを上げていけばそのまま難易度SH終盤~XH序盤程度まで使用可能です。
クラフト最高レベル付近では攻撃力が高いためブレ幅も大きくなるため、クリティカル系のスキルやスキルリングを強化することでブレ幅を抑える事が出来ます。
ただし、赤のウォンドは旧式武器なため、強化の難易度は高めです。
SH以降
前述した潜在解放済みの赤のウォンドの高レベルクラフト品やドロップの「ディオクレスディガー-NT」、「新光小槌」などがオススメです。
このレベル帯からは、属性をある程度揃えて弱点属性をしっかりと突いていけるようにすると、より火力が確保しやすくなります。
XH序盤以降
・入手が容易なノクスキュクロス-NT
・潜在解放が1回で済むメタルブラン
のいずれかがオススメです。どちらも入手が容易で、性能的にも申し分ないため難易度XHでもある程度対応できます。
ノクスキュクロス-NT
星12ウォンドトップクラスのステータスを持つ反面、潜在はクリティカル率に依存しているため、安定感に欠ける点がデメリットです。
メタルブラン
強化が大変な旧式武器ですが、潜在のレベルでダメージ増加効果が変化しないため、Lv1止めでも十分な効果を発揮します。また、被ダメージ減少効果も付いているため、近距離で被弾しやすいウォンドの性質にも合致しています。
星13武器
比較的目指しやすいのは、大和緊急とカガセオ交換で入手可能な「クオツケアン」です。最初の星13ウォンドとしてはまずここを目指すのがオススメです。
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