ボージャックとは?

ボージャックは、劇場版ドラゴンボールZ「銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」に登場する銀河戦士という敵で、当作品のボスキャラクターです。

銀河戦士とは、かつて東西南北の銀河を渡り歩いて一つずつ破壊することを目論んでいたならず者達・ヘラー一族のことです。

その存在の脅威ゆえに4人の界王によってボージャック ・ブージン・ビドー・ザンギャ・ゴクアの5人全員が銀河の果ての星に封印されたのですが、北の銀河の界王が悟空が連れてきたセルの自爆によって死亡した為に封印が解けてしまい、復活してしまいました。

そして北の銀河で最も美しい星とされる地球に目をつけ、劇中で開催された「天下一大武道大会」の決勝のバトルゾーンで待機する銀河戦士(という設定の武道家たち)を殺害し、彼らとすり替わり登場しました。

ボージャックは5人の銀河戦士のリーダー格です。外見は、肌色は青く髪の毛は橙色で長髪、素肌の上に青いロングコートを纏い白いズボンを穿いており、首飾りを多く付け頭に黒いバンダナを巻いています。

また、強化体への変身能力を持っており、強化体になると体が筋骨隆々になり、黄緑の肌に赤い髪と外見が変わります。

ボージャックは他の銀河戦士とは違い大会の銀河戦士にはすり替わりませんでしたが、銀河戦士の一人・ゴクアを倒したトランクスを撃破し、悟飯を圧倒し、ピッコロとベジータも撃破。

復活したトランクスも仲間達とともにもう一度撃破し、悟飯を4人で襲います。悟飯を抱き締め、ベアハッグで絞め殺そうとしたその場にあの世から一瞬だけ救援に来た悟空の攻撃を食らい倒れます。

そして悟空に喝を入れられた悟飯が超サイヤ人2になり再び戦いますが、悟飯は他の銀河戦士を一蹴。ボージャック自身も悟飯の一撃で腹部を貫かれます。

渾身の力でエネルギー波を放ち反撃しますが、かめはめ波により相殺されその余波の中で悟飯の一撃を食らい、倒されました。

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圧倒的パワーを見せた、ボージャックの戦闘力

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劇中でボージャックは圧倒的なパワーを見せます。トランクスを一撃で倒し、ピッコロ肉弾戦で圧倒しエネルギー弾で撃破。

ベジータも同様に追い詰め、強化体に変身しながらの打撃とエネルギー弾で倒します。最終的に倒されたとはいえ、悟飯をもトドメ寸前まで追い込みました。

超サイヤ人の悟飯・トランクス・ベジータ、そしてピッコロを圧倒したボージャック。

公式・非公式の様々な媒体で、この時点での超サイヤ人の戦闘力が6~700億ほどと言われています。超サイヤ人2になった悟飯が1500億以上とのことなので、ボージャックは1000億前後の戦闘力を有していることになるでしょう。




ボージャックの名言・名シーン

劇中ではそこまで多く喋らなかったボージャック。常に余裕な態度を取っていた彼の台詞やシーンを見ていきましょう。

小僧!地球はいい星だな…

クリリンとトランクスの無残な姿に怒りを覚える悟飯の前に姿を見せるボージャック。悟飯はこの時点でボージャックの高い戦闘力を感じ取っていました。

やるな小僧、だがその程度の戦闘力でいくら頑張っても俺達には勝てない…

ザンギャ・ビドー・ブージンの3人を相手に戦う悟飯を見て余裕のつぶやき。この後悟飯はビドーのエネルギー弾を食らって倒れてしまいます。

小僧よく戦った、褒めてやるぜ

銀河戦士のコンビネーションによる糸のような結界な結界で動きを封じられた悟飯をいたぶる寸前の台詞です。この後ミスター・サタンのマシンが飛び出してきたため攻撃は中断されましたが、「寿命が少しだけ延びたようだな」とまた4人がかりで悟飯をいたぶりトドメ寸前に…

そろそろ親父のいるあの世が見えてきたか?二人でこれから始まる殺戮ショーを楽しむんだな…

ベアハッグで悟飯を絞め殺そうとするボージャック。北の界王が死んだため復活した出来たボージャックなので悟空の存在を知っていてもおかしくはないでしょう。圧倒的な力で悟飯を追い詰めながら絶望の言葉をかけるボージャックの情け容赦のなさ加減、まさに極悪非道と言ったところです。

くそおっ…この俺がお前のようなガキに…

超サイヤ人2悟飯に追い詰められるボージャック。ついにボディブローで腹部を貫かれてしまいます。まだ諦めず、この台詞を吐いてからエネルギー弾での一撃を放ちますがかめはめ波で相殺され、余波の中で突撃しあう両名。最後は悟飯のすれ違いざまの一撃によりついに倒されてしまいました。

ザンギャ、映画ではスマン!

劇中ではなく、「超武闘伝2」でボージャックがザンギャに勝利した時の台詞です。なぜか超武闘伝2でのボージャックは仲間思いで、地球戦士にザンギャがやられた際も怒りを示したりしていました。劇中では悟飯に追い詰められ囮としてザンギャを殺したボージャックですが、実際はどう思っていたんでしょうね。

悟空に殴られ動揺するボージャック

あの世からこの状況を見ていた悟空。すでにこの世に存在しない悟空ですがあまりの怒りに瞬間移動で現世に来てしまい、ボージャックの顔面に一撃を入れます。

超サイヤ人でない悟空の一撃でしたが完全に不意打ちだったため怯み悟飯にトドメを刺すことは出来ませんでした。「な、何だ今のは?」と何が起こったか理解できなかった様子。

ザンギャをも囮に使おうとするボージャック

超サイヤ人2に覚醒した悟飯。ビトー・ブージンの結界も通用せず、彼らを一撃のもとに葬ります。

迫る悟飯に対し、仲間のはずのザンギャを囮にし背中からエネルギー弾を放ちました。当然ザンギャは死にましたが悟飯はエネルギー弾をあっさり回避。

続けて撃ったエネルギー弾は直撃したものの悟飯にダメージを与えることは出来ませんでした。

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ボージャックの意外と知らないうんちく

ボージャックの色々な小ネタ・うんちくを見てみましょう。

ネーミングの由来

悟空たちサイヤ人は野菜から名前が取られていて、カカロットやラディッツなど野菜をもじったものというのは有名ですね。ベジータもベジタブル=野菜だから王子とされたのです。

ではボージャックたち銀河戦士の名前の由来はと言うと、

ゴクア=極悪

ビドー=非道

ザンギャ=残虐

ボージャック=傍若

ブージン=無人

となっています。極悪非道・残虐・傍若無人とネガティブな単語から取られているのです。

えげつない戦い方をする銀河戦士

ドラゴンボールの戦いは基本的にタイマンが多かったり、劇場版ではボス格のキャラクターに地球の戦士たちがそれぞれ挑むパターンが多いですね。

ですがボージャックたち銀河戦士は、複数人で一人を倒すスタイルを取っており名前の由来通りのえげつない戦い方をしますね。

武道家とはいえ一般人を笑みを浮かべながら殺したり、ボージャックに至っては悟飯を死ぬ寸前までいたぶる・仲間のザンギャを囮にしてエネルギー弾を放つなど、その残虐さも目立ちます。

ブロリーやセルと比べて強いの?

「銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」の前の劇場版作品が「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」で、この作品に登場したブロリーがあまりにも強すぎたためにボージャックはよくブロリーと比較されがちです。

また超サイヤ人2悟飯と戦った数少ない一人としてセルとも比較されます。どういう話題が上がるのかというと…

ブロリーは悟空・悟飯・ベジータ・トランクス・ピッコロの5人がかりでもまともな勝負にならずブロリーが一方的に悟空たちを痛めつけている。

悟空が勝てた理由も曖昧。ボージャックは高みの見物を決め込んでいたり、他の銀河戦士と数人がかりで一人をボコボコにするシーンが目立ち、ボージャックの実質的な強さが分かりづらい。

ただピッコロとベジータは真っ向勝負で撃破しているので実力は確かなはず。ボージャック、セルは共に超サイヤ人2に覚醒した悟飯に倒されるが、セル戦の悟飯はベジータをかばったことにより片腕を負傷していた。

またブロリー戦では悟飯は超サイヤ人1、ボージャック・セル戦では超サイヤ人2であった。

などと比較しづらい話題がほとんどで、実際のところブロリーやセルと比べてボージャックが強いのかどうかは不明です。設定では無限に気が高まるブロリーが一番強いのでは?といった感じでしょうか。

また、「超武闘伝2」では明らかにブロリーを恐れている描写があり、本人もブロリーには勝てないと思っている感じがしますね。

ならセルと同じくらいの強さなのかというとそうは考えにくいのです。設定から考えてしまうと、この中で一番弱いのはボージャックになります。

何故かと言うと、戦闘力数千しかない各銀河の界王様たちが銀河戦士を抑えて封印したという設定があるからです。

ただこの設定に関しては、こう設定しなければ劇場版自体が成り立たないのであまり深く考えなくてもいいかもしれません。

フリーザの配下になったボージャック!?

劇場版の「復活のフュージョン!!悟空とベジータ」にてフリーザが登場しているシーンでボージャックとザンギャも配下として復活しています。

実力で考えたらボージャックはフリーザより圧倒的に強いと思われますが、なぜフリーザの配下になっていたのでしょうか。謎の場面です。

「銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」の劇中にてボージャックは「戦闘力」という単語を使っています。

戦闘力といえばフリーザたちの文明から来る言葉なので、ボージャックは明らかにフリーザたちの文明を知っているということになります。

宇宙に栄えていた悪の帝王であるフリーザ一味とボージャックたち銀河戦士が暴れまわっていた時期に衝突が起こったのかどうかも気になってしまうところですね。

「ぶっちぎりの凄い奴」はボージャックではない?

地球の戦士達を圧倒したボージャック、劇場版タイトルの「ぶっちぎりの凄い奴」は彼のことを指すタイトルだと思う人は多いと思います。

でも実は違うんです悟飯のことを指しているんです。銀河戦士たちを相手に最終的に無双したから悟飯が凄い奴とのことなんです。

極悪非道なボージャックを演じた声優さんは誰?

悪役としての威圧感のある独特な声、演じていたのは誰か分かりますか?

演じていたのは81プロデュースに所属する声優の玄田哲章さんです。玄田さんと言えば有名なのはアーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えでしょうか。

ターミネーターやコマンドーなど、シュワルツェネッガーの吹き替えを担当しているすごい人なんです。トランスフォーマーシリーズではオプティマスプライムでもお馴染みですね。

独特の太い声質を持ち、シュワルツェネッガーのような筋肉男キャラ・トランスフォーマーのコンボイ司令官のようなリーダーシップを持ったキャラから、ドカベンの岩鬼正美のようなギャグキャラまで演じることのできる実力の幅の広さに定評があります。

玄田さんの特筆すべき点は、この太くたくましい声質の中に独特の愛嬌があることで、カリスマ溢れるコンボイ司令官がミスをやらかした時の悲鳴はドジっ子のように聞こえます。

また、シュワルツェネッガーが劇中で行う愛嬌のあるしぐさを更に効果的なものにさせたりしています。アニメでも強そうなキャラクターや渋めのキャラクターなどを演じています。

主な役

・機動戦士ガンダム(スレッガー・ロウ、劇場版ドズル・ザビ)

・機動戦士ガンダム 第08MS小隊(テリー・サンダースJr.)

・クレヨンしんちゃん(アクション仮面/郷剛太郎)

・シティーハンター(海坊主)

・ドカベン(岩鬼正美)

・聖闘士星矢(牡牛座のアルデバラン)

・ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン(クローンヤクザ)

・幽☆遊☆白書(戸愚呂・弟)

・みどりのマキバオー(カスケード)

など、やはり渋めのキャラクターを演じる事が多めですね。ドラゴンボールにおいてはシュウ・ホワイト将軍・スッパマンなどの他のキャラクターも演じています。

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ボージャックの必殺技

劇中で強力な攻撃を存分に見せていたボージャック。ゲームなどでは彼の攻撃にも名称がしっかり付いています。

グランドスマッシャー

「これでも食らえ!」握り締めた拳をもう片方の手で支え、エネルギー弾を放ちます。超武闘伝2から登場し、色々なゲームで使われています。

ダーティークリミナル

相手の背後に周りこみ、軽く背中を押してからエネルギー弾を放つ技。ザンギャを盾にしてエネルギー弾を撃ったあの技です。

ギャラクティックブロー

至近距離から腹部にエネルギー弾を放ちます。

ギャラクティックバスター

「砕け散れ!」エネルギーを溜め、手の平から強烈なエネルギー波を撃ち出す技です。劇の最後に悟飯のかめはめ波と撃ち合いになった業ですね。ボージャックの技の中でも一際インパクトがあるもので、どのゲームでも大技扱いです。

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