ダミープラグとは?

エヴァンゲリオンのパイロットは、エントリープラグに乗り込むことで、操縦することが可能です。

L.C.Lという特殊な液体に満たされ、精神接続をすることで、エヴァンゲリオンが動作します。

エヴァンゲリオンの場合、パイロットとのシンクロ率が大切であり、その数値が低ければ動作しないことになります。

しかも、すべてのパイロットがすべてのエヴァンゲリオンとシンクロするとは限りません。たとえば、初号機は碇シンジが担当し、シンクロ率もナンバーワンとなっています。

そういうことを鑑みれば、パイロットに何らかの支障が発生し、エントリープラグに乗り込めない、あるいは、プラグ内にいても操縦できないという状況が発生してしまう可能性もあります。

そこでダミープラグを使うことで、常時使徒に立ち向かえるようにされました。ダミーというからには、人工的なプログラムが組まれています。

擬似的信号パターンと呼ばれ、あたかもプラグ内にパイロットがいるかのように、エヴァンゲリオンに伝えるようになっています。

初号機にもダミープラグが開発され、綾波レイの擬似人格が埋め込まれているようです。しかし、ダミープラグはあくまでダミーであり、悪い表現を使えば、エヴァンゲリオンを騙し騙し操縦することになります。

そのため、制御が効かなくなり、暴走に近いような状態になってしまうことがあります。これは、エヴァシリーズの中でも表現されています。

エヴァ 登場人物&用語一覧」へ

ダミープラグとエヴァ4号機

08795-evangelion-5301393

量産型のエヴァ4号機がテストのため、日本へ送られてきました。テスト中、異常な動作をし、使徒に乗っ取られたことが判明しました。

シンジたちは出動を命じられ、使徒がやって来るのを待っていました。意外な程の強さでありアスカもレイも簡単に退けられました。シンジが立ち向かいましたが、パイロットが同じ14歳の子供であると知っていたので、反撃をしませんでした。

そこで父である碇ゲンドウの命令により、初号機のダミーシステムが利用されました。シンジの操縦が効かなくなり、暴走に近いような反撃をしました。

最後には、4号機のエントリープラグを手に取り、握り締めることで破壊しました。

シンジは誰が乗っていたのか知りませんでしたが、破壊されたエントリープラグに傷ついた友人のトウジの姿を目にし、気が狂ったような雄たけびを上げました。

この後、ネルフ本部を脅すようなことをしますが、エントリープラグから強制排除され、初号機パイロットから下りることになります。

以上、ダミープラグを利用した際の一例をお話しましたが、ダミープラグの操縦のほうが使徒に脅威を与えることは明白かもしれません。

しかし、シリーズの中でも、ネルフ職員たちが話しているように、不完全なものであり、暴走のような状態になることは、予想されていたことかもしれません。しかし、上記のダミープラグは、テレビシリーズ、あるいは、旧劇場版におけるものです。




新劇場版でのダミープラグ

新劇場版の「破」においては、少し状況が異なっています。

まず、パイロットが登場していても、ダミープラグの動作は可能となっていますが、名称が付いています。「特1号」というもので、すでに完成済みのようです。

また、「破」の中ではシンジが抵抗もなく、ダミープラグを伴った戦いをしています。もちろん、ストーリーが変わっているためですが、これもまた、エヴァシリーズの面白さでもあるでしょう。

さらに、テレビシリーズなどのダミープラグでは、エントリープラグから外の状況を確認できました。すでにお話しているように、シンジはエントリープラグから友人であるトウジの傷ついた姿を目にしました。

けれども、新劇場版においては、外部状況を目で見ることはできません。カバーのようなものを掛けられ、エントリープラグを保護する形となっています。

憶測になりますが、エヴァンゲリオンの一義的な操縦は、あくまでパイロットであり、ダミーはダミーに過ぎないということでしょう。

いずれにせよダミープラグは、自動操縦装置でもあり、パイロットを休ませることもできます。未完成の時では、暴走の危険があるとしても、ダミーがあることで、パイロットが肉体も精神も休ませることができるでしょう。

良い形での動作は、新劇場版のみで見られることであり、ラスト作においても、同じようなれば、と考えているファンもいるかもしれません。しかし、ラスト作の公開が未定である以上、想像以外の何ものでもないことは、言うまでもありません。

エヴァ 登場人物&用語一覧」へ

量産型エヴァンゲリオンとダミープラグ

ちなみに、シンジの友人であるトウジが登場した量産型のエヴァンゲリオンにも、ダミープラグが使用されたようです。

初号機やゼロ号機には、綾波レイの人格がプログラム化されたようですが、量産型の場合、ゼーレによって渚カヲルの人格がプログラム化されました。

渚カヲル

渚カヲルと言えば、テレビシリーズの最終局面で登場し、孤独になったシンジの唯一の理解者であり、なおかつ、友人となった少年です。

実際は、最後のシ者であり、シンジによって死に至りました。僕の中では生と死が等価値、という言葉を吐き、見ているものにも印象深い少年となっています。

けれども、シンジと敵対するのは、テレビシリーズにおいてです。新劇場版「破」においては、シンジと共に二人登場できるエヴァンゲリオンに乗り込み、使徒と対決することになります。

そうは言っても、結局は使徒であることに変わりはなく、シンジを騙していたことに変わりはないでしょう。

死に至ることでは、テレビシリーズなどと変わりませんが、そのあり方が大きく異なっています。これも、エヴァシリーズの興味深い一面であることに変わりはありません。

ダミープラグは未完成品

また、テレビシリーズなどで、ダミープラグが未完成であることは、ネルフ職員たちのセリフで判明するとお話しましたが、中でも端的に語っているのが伊吹マヤになります。

赤城リツ子を慕っている職員でもあり、旧劇場版ではそういうシーンも出てきます。そんな彼女があまり推奨できない旨を赤城リツ子に発言します。

それによって、ダミープラグが未完成であることが認識でき、後の暴走シーンの前振りにもなっています。

おそらく赤城リツ子はそうなることを想定していたのかもしれません。潔癖症は人の中では苦しくなる旨の発言を、先の伊吹マヤの言葉に返していました。

もっともこの言葉は、ダミープラグのことばかりでなく、赤城リツ子の過去そのものを連想させるものでもあります。

とりわけ、テレビシリーズにおいては、彼女の暗い過去が表現されています。エヴァンゲリオンとは何であるのかが、見ている者に考えさせられるシーンでもあるでしょう。

いずれにせよ、エヴァンゲリオンのダミープラグは、あくまでダミーであり、騙し騙しエヴァンゲリオンを操縦できる装置といえます。あくまでパイロットの代わりであり、一時的な装置であることに変わりはありません。

エヴァ 登場人物&用語一覧」へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

新しいエントリー

カテゴリー

タグ