魔人ブウとは?

魔人ブウとは、国民的漫画「ドラゴンボール」に登場するキャラクター(敵・ボス)であり、原作に登場する最後のボスキャラクターです。

幾度となく姿を変えるが、フリーザ同様都度人格(性格)が変わることでも知られています。

原作での初登場は、其之四百六十「魔人ブウ出現か!?」、アニメでの初登場は第232話「復活させない!!抵抗のかめはめ波」です。

魔人ブウの声優についてですが、ドラゴンボールZ、ドラゴンボール改、ドラゴンボールGTともに塩屋浩三さんが務めていました。

魔人ブウの声で有名な方ですが、他に「世界丸見えテレビ特捜部」のナレーションも務めています。

劇中での活躍

数百万年もの昔(人類がやっと2本の足で歩き始めたころ、魔導士ビビディの手によって生み出された当初は言葉もしゃべることができませんでした。

ただ破壊と殺りくだけを楽しむ凶暴なやつでしたが、界王神たちを吸収することで言葉を発して会話ができるようになり、優しい心を持つようになりました。

それでもビビディの手には負えなくなり玉に封印してしまいます。

封印が解かれる

そんな魔人ブウを再び封印を解いてしまわないよう界王神の手によってビビディは倒され、2度と魔人ブウの封印が解かれることはないはずでした。

ビビディの子供である魔導士バビディが封印を解くために魔界の王ダーブラや他の部下たちを引き連れて地球にやってきます。そして孫悟空やベジータのエネルギーを使用して魔人ブウが復活します。

魔人ブウの強さ

復活した魔人ブウですが、自身をバカにしたダーブラをクッキーにして食べてしまい、孫悟飯や界王神に瀕死の重傷を負わせるなど、とてつもない強さで暴れまわります。

ベジータは自分のエネルギーのせいで復活させてしまったと思い、自爆してまで魔人ブウを倒そうとしますが結局ほとんどダメージを与えることはできませんでした。

魔人ブウとサタンの出会い

そして自身の主人であるバビディをも殺してしまいやりたい放題やっていたのですが、ミスター・サタンと出会う事で改心し、無意味に殺害や破壊をしないと約束します。

しかしミスター・サタンや仲良くなった犬が鉄砲で撃たれた事によるストレスで、自身の中に眠っていた悪の部分が体内から出てしまい、姿を変えてしまいます。

魔人ブウ(悪)の誕生

魔人ブウ(悪)は優しい心など持たない凶暴そのもので、地球人全員を殺してしまうなど非道の限りを尽くします。

しかしその前に現れたゴテンクスや孫悟飯にはかなわず、それらを吸収することでさらなる強大なパワーを得ます。

ベジットにより元の状態に戻るが・・・

しかし、さらに現れた孫悟空・ベジータがポタラの効力で合体したベジットによって吸収された孫悟飯・ピッコロ・トランクス・孫悟天が救出されます。

体内にいる時にベジータが、最初に吸収された魔人ブウ(太っちょ)を見つけ、それも剥がしてしまったところ魔人ブウに変化が起こり、魔人ブウ(純粋)に変化します。

変化と言うより、最初の、生み出された状態(魔人ブウ(純粋))に戻ります。

元気玉で消滅するも・・・

スーパーサイヤ人3になった孫悟空とも互角に戦っていましたが、ドラゴンボールによって生き返った地球人全員の元気を集め、特大の元気玉を喰らって完全に消滅してしまいます。

戦いの最中に魔人ブウ(純粋)から吐き出された魔人ブウ(太っちょ)ですが、友達になったミスター・サタンに引き取られ、「ミスター・ブウ」として一緒に暮らすようになります。

完全に消滅してしまった魔人ブウですが、あの世の閻魔大王の計らいによって転生し、「ウーブ」として人間に生まれ変わります。

そして第28回天下一武道会に賞金を稼いで家族にプレゼントするために出場します。そこで孫悟空と出会い対戦しますが、意気投合して一緒に修業することになりました。

そこで原作は終了します。

魔人ブウの戦闘力の変遷

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約500万年前 魔人ブウ誕生から封印まで

誕生 戦闘力1兆5千億ぐらい

魔導士ビビディによって魔人ブウ(純粋)として誕生しました。

南の界王神を吸収 戦闘力3兆ぐらい

南の界王神を吸収したことで戦闘力が倍になったと思われます。姿は魔人ブウ(悪)から純粋になる過程で、一瞬だけ描写があります。

大界王神を吸収 戦闘力1兆ぐらい

大界王神は優しい心を持っていたため、吸収することにより優しい心を持つと同時にパワーダウンしました。生み出した魔導士ビビディ自身も手に負えず、玉に封印します。

ビビディは封印した玉(魔人ブウ)と共に地球に移動。しかし界王神によってビビディを倒しました。長期間その玉は刺激を与えて復活しないよう放置されていました。

エイジ774 復活から魔人ブウ完全消まで

復活 戦闘力1兆ぐらい

ビビディの息子である魔導士バビディが魔界の王ダーブラなど洗脳した部下を率いて地球にやってきました。

そして魔人ブウを復活させるためにベジータを洗脳し、孫悟空と戦わせることで魔人ブウ復活に必要なパワーを得ようとします。そしてそのパワーで魔人ブウ(太っちょ)が復活します。

悪 戦闘力6兆ぐらい

太っちょの魔人ブウから生み出された魔人ブウ(悪)が、太っちょを吸収することでパワーアップ。戦闘向きの、よりスタイリッシュな体格になりました。

ゴテンクス・ピッコロ・孫悟飯吸収 戦闘力100兆ぐらい

15代前の界王神により、潜在能力を最大限開放された孫悟飯と戦う事になりますが、実力差がありすぎるためにボコボコにやられてしまいます。

勝つために、パワーを得るためにゴテンクス、頭脳を得るためにピッコロを吸収して大幅にパワーアップします。そして孫悟飯に対して実力は完全に上回りますが、新たに現れた孫悟空に対抗するために今度は孫悟飯を吸収します。

しかし、ポタラの効力で孫悟空・ベジータが合体したベジットには敵いませんでした。

純粋 戦闘力1兆5000億ぐらい

魔人ブウの体内に侵入した孫悟空・ベジータの手によって吸収された孫悟飯・ピッコロ・トランクス・孫悟天が救出されます。

その際にベジータが見つけた、以前に吸収された魔人ブウ(太っちょ)も同時に見つけ、それもはがしてしまいます。

そうしたことで誕生した時の姿に戻り、魔人ブウ(純粋)の姿になります。界王神の星で戦い、地球人全員の元気を集めた元気玉で完全に消滅してしまいました。




魔人ブウの意外と知らないうんちく

名前の由来について

ドラゴンボールに登場するキャラクターについてですが、例えばサイヤ人は野菜、ギニュー特戦隊は乳製品など、名前からだいたい想像はつくのですが、魔人ブウ編は名前の由来は分からない方が多いと思います。

魔人ブウ編に登場するキャラクター全員は、「呪文」から取っています。例えば、

①魔導士ビビディ、魔導士バビディ、魔人ブウ⇒「ビビディバビディブウ」(シンデレラに登場する呪文)

②魔界の王ダーブラ⇒「アブラカダブラ」

③プイプイ⇒「ちちんぷいぷい」(おまじない用語)

④ヤコン⇒「テクマクマヤコン」(秘密のアッコちゃん)

これは呪文と違うのですが、作中で魔人ブウが拾ってきた犬がいるのですが、後にミスター・サタンが飼う事になるのですが、その犬の名前は「ベエ」です。

これは「ブウ」を50音を1つずつずらしてあります。

魔人ブウ(純粋)は1番強くない

最終形態(生み出された姿)が最強と思っている方が多いのですが、実は一番強いのは最終形態ではなく実は魔人ブウ(悪)が最強です。

元からの力が強いのもあるのですが、魔人ブウ(悪)は他の人間を吸収して体内に取り込むことができるので、無限に強くなっていきます。

魔人ブウの形態

魔人ブウ「悪」

最初に登場した太っちょの魔人ブウが、味方(ミスター・サタンや犬)を悪意ある人間に傷つけられた事による極度のストレスにより、頭にある穴のような部分から蒸気(煙?)が噴き出し、それが新しい魔人ブウになりました。

これが一般的に「魔人ブウ(悪)」と呼ばれています。分裂した当初はガリガリの状態でした。ちなみにもう一方の魔人ブウは「魔人ブウ(善)」と呼ばれています。

太っちょの魔人ブウはこの分裂によって力の大半を持っていかれたため、対戦しましたがまったく敵わず、苦肉の策としてガリガリの魔人ブウをチョコレートにしようと「おかし光線」を出しますが、跳ね返されてしまい自身がチョコレートになってしまいました。

それを食べたガリガリの魔人ブウはより整った戦闘向きな体形になりました。魔人ブウは何回か変形していますが、この状態が一番強いと言われています。

体内に取り入れた太っちょの魔人ブウですが、体内に侵入したベジータによってはがされ「魔人ブウ(純粋)」に進化します。

魔人ブウ「純粋」

魔人ブウ(悪)が太っちょの魔人ブウをはがされたことによって変化した姿です。

姿は今まで変化した中でも一番小さく、子供のような体形です。魔導士ビビディが作り出した、いわゆる魔人ブウの真の姿と言えます。

気のコントロールができるようで、これに変化した当初は孫悟空もベジータも「縮んでしまって大したことがなさそう」と言っていました。

今まで持っていた良い心が全くなくなってしまったため、何のためらいもなく地球を破壊してしまいました。

その後孫悟空と戦う事になりますが、スーパーサイヤ人3になった孫悟空でやっと互角の戦いをするほどの強さでした。

それでもベジットほどの強さはないようで、孫悟空は「今度のやつはなんとかなりそう」という発言があります。

孫悟空が地球人全員の元気を集めた元気玉によって倒されてしまいます。その後「ウーブ」という人間に生まれ変わり、第28回天下一武道会で孫悟空と再会し対戦します。

魔人ブウの必殺技

おかし光線

頭部にある触角のような部分から放たれる、相手を自分の好きなものに変えてしまう光線。

魔人ブウはお菓子が好きなので、ほとんどの生物はお菓子に変えられてしまいましたが、家を作る際には粘土に変えていました。

生物がこの光線によって他のものに変えられてしまった場合、自我がなくなってしまい動いたりしゃべったりできなくなってしまいます。

しかし、後にベジットをコーヒーキャンディーに変えてしまいますが、ベジットは変えられても自由に動いたりしゃべったりしていました。ある程度の強さがあると自由に動けたりするのだと思われます。

相手を変えてしまう対象ですが、1体のみを対象にした光線もあれば、町ごとの人間たちを一度にキャンディーに変えてしまうなどもあるようです。

かめはめ波

元々は亀仙流の技なのですが孫悟空と初めて対戦したときに、孫悟空が一度放ったのを見ただけでマネをして使用しました。

球型の気功波

孫悟飯に対して使用しました。通常の気功波のように相手に当たったときに爆発などはせず、球型のまま相手もろとも吹き飛ばす技。

界王神がこれを気合で爆発させなければ、孫悟飯はそのまま遥か彼方まで飛ばされていたと思います。

体を自由に変形

手足を自由に伸縮させて遠くの相手を攻撃したり、体の一部をちぎったりしてそれで攻撃します。

ちぎられた部分は自由に動かすことができ、それを棒状に伸ばしたものでベジータを縛り上げたり、ちぎった腕をボール状に丸くして攻撃したりしました。

衝撃波

全身から衝撃波を放ち、周囲を荒野にするほどの威力で攻撃する技です。

怒りによって繰り出される技で、「おまえなんかきらいだー」と叫んで放ち、ベジータに致命傷を負わせました。

連続気功波

ベジータがテンパったときなどに使用する技で、一度見ただけでマネして使用しました。玉のような気功波を無数に打ち出します。

回復

魔人ブウが対象物に手をかざすとケガや病気を治すことができます。

生まれつきの病気で目が見えない少年が、魔人ブウが目の前に現れても見えないために怖がらなかったために怖がらせようとして目が見えるように治しましたが、逆に感謝されて怖がることはありませんでした。

また、銃で撃たれた犬やミスター・サタンのけがを治しました。

変装

自分の顔を他人のように変えることができる技。

女性の持っていた雑誌に載っている「バリー・カーン」そっくりに変えました。

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