ジュエリー・ボニーとは?

ジュエリー・ボニーはルフィやトラファルガー・ローたちと同じ「悪魔の世代」の一人。

新世界編に突入してからは悪魔の世代の活躍が目覚ましく、いずれも海賊同盟を結んで四皇に挑んでいます。

そのうち、ジュエリー・ボニーは黒ひげの襲撃に遭い、さらに海軍元帥サカズキの手によって捕らえられました。

そのジュエリー・ボニーに関して、いくつかの興味深い謎や関連深い話が出てきています。

その正体について

ポートガス・D・ルージュのセリフに興味深いセリフがあります。それは出産の際に「男の子だったらエース、女の子ならアン」というもの。

ワンピースの作中で、これまでに「アン」という名の女性キャラは登場していませんが、これにジュエリー・ボニーが該当するのではないかと考えられています。

ワンピースに登場するキャラクターのモデルは、実際に存在していた海賊となっていることが多く、名前の由来も関連性を持っています。

ボニーのモデル

18世紀には「アン・ボニー」という女海賊が実在しており、これがジュエリー・ボニーのモデルとなった海賊だと公式に明かされています。

さらに興味深いのは、アン・ボニーにはメアリ・リードという親友の女海賊がいたことです。

彼女は2人の子どもを妊娠していたことで死刑を間逃れたという話が残されており、メアリはその後、出産によって他界しています。

このメアリがポートガス・D・ルージュのモデルとなった人物なのではないでしょうか。このように、ジュエリー・ボニーとポートガス・D・ルージュはとても関連深いキャラクターとなっているのです。

エースとの関係

話は少し遡りますが、エースとはルフィの義兄弟であり、頂上決戦で命を落とした白ひげ海賊団のポートガス・D・エースのことです。

そしてその父親はもちろん、海賊王ゴール・D・ロジャーとなります。ということは、ジュエリー・ボニーとエースは兄弟関係にあるのではないでしょうか。

作中において、ルージュはエースの出産後に死んだということになっています。その際、ルージュはエースをお腹の中に20ヶ月もの間宿していたというエピソードが残っています。

これは現実とは大きくかけ離れた事象と言えますが、ワンピースの世界では悪魔の実の能力によって解決することができます。

ルージュも悪魔の実の能力者であり、胎児の年齢もしくは成長を操作して出産を遅らせることができたのではないかということが考えられます。

そのルージュの能力も、ジュエリー・ボニーに受け継がれているのではないでしょうか。

パンクハザード編ではりんごの実に悪魔の実の能力が宿ったことから、ルージュの悪魔の実が南の海のバテリラで復活し、そのリンゴをボニーが食べていたという可能性があります。

コミックスSBSで幼少期のボニーがリンゴを食べている描写が残されており、少なからず可能性はあると言えます。

ボニーとエースの共通点

また、ジュエリー・ボニーとエースの登場回にはいくつかの共通点が存在するのも気になるポイントとなります。

両者が初登場となったシーンは共にレストランでの食事シーンで、二人とも大食らいであるように描かれています。

また、エースは喰い逃げの常習犯でしたが、ジュエリー・ボニーに関しても似たようなシーンが残されており、さらに黒ひげとの関係性においても、二人とも捕らえられて政府へと引き渡されています。

もしジュエリー・ボニーとエースが兄弟であるとすれば、頂上戦争で初めてジュエリー・ボニーは知ったのではないでしょうか。

シャボンディ諸島でゾロを助けた際に「どうして死んでしまったのお兄ちゃん」というセリフがあります。この時の構図はエースが死んだ時の構図とも似ていることから、関連性を思わず抱いてしまいます。

名前の頭文字に注目すると・・・

さらに繋がりを意図的にもたせているのか、2人の両親であるロジャーとルージュの子の名前から興味深い内容があります。

「ゴール・D・エース」「ゴール・D・アン」の名前のアルファベットの頭文字を注目してみると、「DA」「DAN」となります。

組み合わせると「DADAN(ダダン)」となり、エースとルフィの仮親であるカーリー・ダダンの名前が出てきます。

ダダンが描かれている場面で、後ろにいる「マグラ」という人物と、ジュエリー・ボニーが初登場した時、同じく後ろに立っている男の容姿が告示しているのです。

しかしマグラは頂上戦争後にもコルボ山で生活している描写が存在するため、同一人物という線は薄いでしょう。

ただ、ジュエリー・ボニーとダダンの間には何かしら関係性があるのではないかと考えることができます。

このようにジュエリー・ボニーは、物語の中心に近いところにいたエースとの関連性がとても強く、その両親は海賊王ロジャーとポートガス・D・ルージュなのではないかと考えられます。

しかし双子なのか年の離れた兄弟なのか、そこまでは不明であり、あくまでも仮説の一つとしてあげられています。

もし本当の兄弟、そしてロジャーの娘であることが確定すれば、ワンピースの物語で重要な鍵を握ることは間違いないでしょう。

ジュエリー・ボニーの名シーン

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新世界編に突入して登場したジュエリー・ボニーは、ルフィやローたちと同様、最悪の世代の一人に数えられています。

そんな彼女の正体や謎について、数多くの考察記事が組まれていますが、ここでは名シーンについて触れていきたいと思います。

ジュエリー・ボニー自体、その登場頻度は少ないものの、最近では黒ひげによって捕らえられ、その身柄を政府へと引き渡されている状態です。

初登場のシーン

考察記事ではエースと兄弟関係にあるのではないかという説があり、それを根拠づけるかのような大食らいっぷりを見せています。

この時におかわりの注文を店員に既に行っており、食べるスピードも相当早い様子が窺えます。

ジュエリー・ボニーはエース同様、大食らいであることがよく分かる場面ですが、彼女が食事をしている場面をよく見てみると、彼女の片手には常にピザが存在します。

表紙や扉絵、登場場面で食事をしている時には、ほぼ間違いなくピザを片手に現れています。

これはただの大好物なのか、それとも何かしらの意味が持たされているのか不明ですが、徹底してピザを食べているのは面白さを感じます。

ボニーがゾロを救うシーン

この時のセリフが意味深で、「どうして死んでしまったのお兄ちゃん」という言葉があります。

それまではエースが自身の兄であることを知らず、頂上戦争で一件からエースとの血縁関係を知ったのではないでしょうか。

ルフィが兄であるエースの救出に向かったことから、ゾロを救ったのではないかということも考えられます。

この時、ゾロを抱きかかえる場面と、エースがルフィをかばって「ダダンによろしく」という言葉を残したシーンでは、構図が似ているのではないかという声が上がっています。

見た目は関係のない人物同士でも、伏線や関連性を持たせるために、構図を似せている可能性は十分にあることから、今後の物語の展開にどう関わってくるのかが気になるところです。

まだ作中では登場回数や頻度が少なく、物語にも積極的に関わってきていないジュエリー・ボニー。そのため名シーンと呼ばれる場面は、これからもっと増えてくることが予想されます。

何よりも、エースとの兄弟という説が非常に強く支持されていることから、再登場によって物語の中心で活躍することに期待したいと思います。




ジュエリー・ボニーのうんちく

また、ジュエリー・ボニーに関わるうんちくとして挙げたいのが、彼女にまつわる様々な説です。

ロジャーの娘であり、エースの兄弟であることが、今後の物語展開としても盛り上がりがあると思いますが、中にはルフィの母親説や白ひげの娘説、ロジャー海賊団のメンバーだったなど、複数の考察や仮説が上がっています。

ルフィの母親説

公式で「ルフィの母親は名前つきですでに登場している」ということがあり、ルフィと同様に大食いである共通点から連想されています。

ロジャーの仲間説

「ゴールド・ロジャー(金)」「シルバーズ・レイリー(銀)」「スコッパー・ギャバン(銅)」ときており、ジュエリー・ボニー(宝石)という部分で、仮説が成り立っています。

このように、ジュエリー・ボニーは登場回数がまだ少ないものの、様々な仮説が上がってきており、それだけに、今後の物語でどのように関わってくるのかが注目となります。

エースとの兄弟であることが確定すれば、すなわちロジャーの娘でもあるため、世界政府が身柄を拘束していることも分かります。

そうなると、頂上戦争よりもさらに規模の大きい戦争が勃発することも考えられます。また彼女もDの一族であることから、やはり事件の発端であり中心に置かれることは十分にあり得るのでしょう。

現在は海軍によって捕らえられた状況ですが、その再登場の仕方や時期が今や今やと気になるばかりです。

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