あまりに極端な能力故に脅威とされているローラー、その特徴は目の前を綺麗に塗れてしまうほどの範囲の広さでしょう。
相手を轢けば確実に倒せてしまうなど、相手の攻撃を潜り抜けて距離を詰めれば敵なしの性能です。
しかし、その分遠距離戦が苦手というわかりやすい弱点も持っているので、それを如何にカバーするかが重要でしょう。
今回はローラーの魅力と欠点、主な使い方などを新ブキと合わせて検証していきたいと思います。
接近戦最高峰の性能を見せてくれるブキはどのような使われ方をしているのでしょうか…
スプラトゥーン 新武器ダイナモローラーバーンドでどうなる!?
2016年4月に大型アップデートが行われ、ローラー系期待の新武器、ダイナモローラーバーンドとローラーカーボンデコが追加されました。
この他にも、このアップデートで弱体化された武器や、ギアなどもプレイヤーたちの話題になっています。
今回はローラー系武器と、そのギアについてアップデート情報を交えつつ考察してみようと思います。
新武器 ダイナモローラーバーンド
まずは、このアップデートで1番の話題になっていると言っても過言ではない、注目のダイナモローラーバーンドについてです。
ダイナモローラーバーンドは、今までのダイナモと比べ、色が渋く大人っぽい見た目でかっこよさに磨きがかかっています。
ダイナモローラーの大きさとカラーリングで、ひと目見て震えあがる人もいたほどでしたが、さらにその怖さを感じる見た目となっています。
基本性能
ダイナモローラーバーンドのメインスペックは射程72、塗り速度30、軽さ20と、現存のダイナモ、ダイナモステラと全く同じとなっています。
ダイナモローラーバーンドを手に入れるにはヒーローモードエリア5をプレイする必要があります。
設計図が隠されているので、発見して更にクリアして、ブキチに渡すことで店に並ぶ事になります。
サブウェポンはチェイスボム、スペシャルウエポンはメガホンレーザーという攻め重視と取れるウェポンの組み合わせになっています。
任天堂のスプラトゥーン公式の言葉をそのまま借りると「あのダイナモがチェイスボムで機動力を手に入れた」との事です。
チェイスボムはどういったボムかと言うと、見た目はカーリングのストーン(滑らせている物)のような形をしたボムで、正面にいる敵に追従して移動するような動きをするボムになっています。
判定距離内に敵がいなければ、ひたすらまっすぐ進むので、「そこを利用してイカ移動して進め!」という任天堂の意向なのでしょう。
イカ移動速度の低下でどうなる?!
しかし、ここで問題になってくるのが、同じアプデで行われた、ダイナモ利用時のイカ移動速度の低下のバランス調整です。
Twitterでも「ダイナモ叩きだ」「弱体化されたダイナモなんてもう使えない」という意見も多く出ました。
これがどのように、影響しているのかというのも大きな話題になっています。気になっている人も多いのではないでしょうか。
ひっそりと改良されたチェイスボム
あまり大きくは語られているのを見た事がないのですが、今回のアップデートで、良い変更もありました。
チェイスボムの塗り幅もかなり広くなっているのです。これは特筆すべき事だと自分は思っています。と言うのも今までチェイスボムの塗り幅が狭くて後追いが苦手だったからです。
このアップデートで自分のようにチェイスボムの後追いが苦手だった人も、この幅ならば簡単に進んでいけるようになったのではないでしょうか。また、幅が広がった事で塗り性能もアップしたと言えます。
チェイスボムの後ろをついて進むにしてもイカ移動速度が遅くては、今までのダイナモの感覚では進む事が出来ないという事になります。
実際にダイナモローラーバーンドでチェイスボムを使ってその後を潜って移動している様子を観察してみました。
スプラトゥーン ダイナモローラーバーンドの使用感
スプラトゥーン ダイナモローラーバーンドの使用感
いくつかダイナモローラーバーンドを使ったウデマエの高い人のバトルを見ましたが、イカ速度の低下は結構大きな違いになっているという印象でした。
イカ速度は修正すべきか・・・
しかし、これはギアで修正をしていない場合です。中にはギアでイカ速度の修正を試みている方もいました。
感想ですが、チェイスボムを追いかけるだけであれば、イカ速度増加は必要ないようです。
しかし、普段の移動で遅いと感じる場合は、ギアで修正の必要ありという感じでした。
新武器バーンドの雑感
そして、新武器のバーンドのスペシャルウエポンやサブウェポンの使い方ですが、まだ慣れていない人が多い印象を受けました。
「今まで使っていたダイナモのスペシャルウエポンつもりでのスペシャルウエポン誤射だな」とはっきりわかるメガホンレーザーの使用場面も多々有りました。
これは批判しているのではなく、まだまだ伸びしろがある武器だという感想です。
変わらぬ大火力
ダイナモという事であいかわらずの高火力で狙われた敵は一振りで一撃死です。
チームメンバーもダイナモバーンドを中心に移動しており、チームの大黒柱の貫禄は十分で、チームメンバーからも期待されている武器だと言う事がわかりました。
ダイナモがいれば安心だという事になるでしょう。機動力の低さも、火力でカバーして十分使える武器に仕上がっていました。
マップによっては、サブのチェイスボムで敵をなぎ倒す事も可能になってきますので、ダイナモにやばいサブウエポンを持たせてしまった、と思っている人もいるのではないでしょうか。
スプラトゥーン 旧ダイナモローラーはどうなったの?
ダイナモローラーバーンドの活躍が期待できる物だと感じたのはおわかりいただけたと思います。
そこで気になってくるのが、弱体化されてしまったと言われている旧ダイナモ、ダイナモローラーとダイナモローラーテスラの事です。
旧ダイナモローラーの今後の見通しは暗い?!
今までダイナモローラーを使っていた人の素直な感想としては「あんまり変わらないだろうと思っていたけど、かなり遅さが気になる」という事でした。
バーンドはサブが使いやすいと言う事で、新武器という事とあいまって期待が高まっていますが、旧ダイナモはスーパーセンサーの時間の減少の下方修正も痛く、ダイナモローラーバーンドに移行する人が増えてしまいそうです。
ローラーではありませんが、スーパーセンサーを頼りとしていたリッター3k(チャージャー武器)を使っていた人の中にはさっさと違う武器に変えた人も多いと聞きます。
スーパーセンサーの時間減少は、大きな痛手であるようです。逆に言うと、今までスーパーセンサーを怖がってつけていたギアの必要がなくなったという事でもあります。
ステラはギアの見直しで持ちこたえられるが・・・
ローラーからは少し話がズレましたが、どの武器を使っている人でも、新しいギアの選別が必要になってきました。
ダイナモステラに関してはなんとか今までどおり、イカのスピードが遅くなった事程度でおさまっています。
ギアの見直し程度で事が済むのではないでしょうか。今まで使い慣れたダイナモステラでやっていく人も多いようです。
今回のアップデートで、チェイスボムが強くなりましたので、よほどサブとスペシャルウエポンに思い入れがある人は別ですが、そうでない方はバーンドに乗り換えてしまうのも有りなのではないでしょうか。
特にダイナモローラーはスーパーセンサーの時間減少が痛いので真剣に武器の変更を考えてみても良いと思われます。
スプラトゥーン チェイスボムは強い、ならカーボンローラーデコは?
今回のアップデートで新武器として追加になった「カーボンローラーデコ。」
デコに限らずカーボンローラーは、ダイナモとは全く逆でその機動力の高さが売りになっています。
その中でも、今回追加されたカーボンローラーデコは、サブとスペシャルウエポンにチェイスボムとボムラッシュという異色の組み合わせが光るローラーです。
カーボンローラーデコの使い心地
今までのカーボンローラーはどのような物であったかと言うと、機動力のみで、当たりも弱く、火力も弱いという印象です。
どちらかと言えば戦力というより塗りを期待されている武器だったのですが、カーボンローラーデコでサブウェポンについているチェイスボムは殺イカ兵器とも言えます。
これを利用してカーボンローラーでも敵を倒しまくる!という快感を得る事も出来るのではないでしょうか。
チェイスボムの仕様変更で塗り幅も広くなったという事で、今まで塗り一辺倒であったカーボンローラーが、「塗る事も出来、倒す事も出来るサブ、スペシャルウエポンを強い味方として手に入れて生まれ変わった!」
と言っても間違いないのではないかと思っています。
インク管理が重要
しかし、このチェイスボムはかなりのインクを消費するので、カーボンローラーデコをメイン武器として使う事を考えると、それに合ったギアを工夫する事とインク管理が重要になってくると思われます。
火力の弱いカーボンローラーなので、塗っている時にも、防御のためという意味も踏まえて、奇襲をに対処するためのチェイスボムを単発で放つ程度のインク残量を残しておきたいものです。
そこまで出来たら、カーボンローラーデコは非常に面白い武器になる可能性を秘めている武器と言えます。
予想されるギアは?
カーボンローラーのインク消費量を利用して、カーボンローラーにインク効率ギア特化でつけていき、バシャバシャと進んでいく事でスペシャルウエポンがたまるくらいまで塗る事が可能だ、という検証をされた方がいました。
もちろん、ギアを3くらい付けていく事になりますが、インク効率重視のギアがどのみち必要になってくるので、このようなインク効率重視のギアにするのも良い作戦ではないでしょうか。
カーボンローラーデコの立ち回り
機動力はパブロ並、切り込み隊長的な位置にあるのが、このカーボンローラーデコなのではないかと言われています。
裏取りが有効なマップでは、一発逆転の可能性を秘めている武器です。チェイスボムによる隠密行動と合わせ、素早く裏を取っていく事も目標にしたいものです。
しかし、チェイスボムは使い慣れないとそのインク消費に泣く事も。ギアの選別と、しっかりインク管理が出来る事が必須です。
スプラトゥーン スプラローラーも意外に使える?!
カーボンローラーとダイナモローラーの新武器が増えて、話題はその2つのローラーにばかり集まりますが、基本とも言えるスプラローラーも使い方によってはまだまだチームに貢献できる武器と言えます。
「これは!」という特化した物は無いですが、安定した使いやすさで、攻めてもよし、守っても良しの高バランスのローラーといった印象です。
スプラローラーの使い方
まず、スプラローラーとはどのような武器かと言うと、基本性能はカーボンとダイナモの間くらいの性能と考えれば良いでしょう。
スプラローラーはコラボ、ヒーローローラーレプリカも同じ性能でサブ、スペシャルウエポンが違うという形で存在します。
おすすめはスプラローラーコラボ
このスプラローラーコラボは、サブウェポンにビーコン、スペシャルウエポンにダイオウイカがついています。
スプラローラー自体のメイン武器性能が安定して良いので、サブやスペシャルウエポンは自分やチームの立ち回りの補佐として考え、これで倒そうとは思わないほうが良い結果が出るような印象を受けます。
やられてしまった後でも、素早く戦線復帰出来るようにしたり、ピンチの時の敵の蹴散らしに使用すると思っている方が良いのではないでしょうか。
もちろん、ダイオウイカで倒せる敵は倒してしまいましょう。あくまでも、サブやスペシャルウェポンを使うメイン目的は倒す事ではなく味方や自分に有利なように敵を拡散する、という事を念頭に入れて使用するのが良いと思います。
スプラローラーの立ち回り方
上のような事も含め、スプラローラーを使う場合の立ち回り方としては、一言で言ってしまえばケースバイケースです。
塗るもよし、倒すもよし、使う人の思うように出来るのがスプラローラーの良さです。チームの状況を見て、攻め役に回るか守り役に回るか考えるのが良いでしょう。
どちらも出来るのがスプラローラーです。武器の性能が良いので、使い手が精進していくことで強くなれる可能性を秘めた武器がスプラローラーです。
強いての役割があるとすれば、コラボを使用している場合は、裏の壊されにくく、攻めの拠点となるような場所にビーコンを置いておく事ぐらいでしょうか。
ダイナモローラーが出てから、見ようによっては地味な印象を受けるスプラローラーですが、派手さを求めない安定したチームメイトとしては、ありがたい存在として受け止められる武器ではないか、と思います。